コラム 2026.09.10 06:15

GA4でアクセスは多いのに成果につながらないページを見つける方法

GA4でアクセスは多いのに成果につながらないページを見つける方法

Webサイトを運営していると、

「アクセス数は増えているのに、問い合わせが増えない」
「よく読まれている記事なのに、成果につながっている感じがしない」

ということがあります。

アクセスが多いことは大切ですが、アクセスが多い=成果につながっているページとは限りません。

たくさんのユーザーを集めていても、その後サービスページへ進まず、そのまま離れているページもあります。

反対に、アクセス数はそれほど多くなくても、問い合わせや資料請求につながりやすいページもあります。

GA4では、ランディングページのセッション数とキーイベントをあわせて見ることで、**「人は来ているけれど、成果につながっていないページ」**を探すことができます。

この記事では、GA4を使って、アクセスは多いのに成果につながっていないページを一緒に探していきたいと思います。

まず「アクセスが多いページ」を探す

最初に、Webサイトへの入口になっているページを確認します。

GA4の「ランディングページ」レポートを開き、セッション数の多い順にページを見てみましょう。

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ランディングページとは、ユーザーがWebサイトを訪れたときに最初に表示したページです。

たとえば、Google検索からブログ記事へ直接アクセスした場合、そのブログ記事がランディングページになります。

セッション数が多いページは、多くのユーザーをWebサイトへ呼び込んでいるページです。

まずはここから、アクセスを集めているページを見つけます。

なお、GA4の左側メニューに「ランディングページ」が表示されていない場合は、「ライブラリ」からレポートを追加できます。

詳しい確認方法は、以下の記事で紹介しています。あわせてご参考ください。

関連記事:GA4でランディングページを確認する方法|最初に見られたページを調べる

次にキーイベントを見る

アクセス数の多いページを見つけたら、次に「キーイベント」を確認します。

キーイベントには、

  • お問い合わせ完了

  • 資料請求

  • 商品購入

  • 会員登録

  • 予約完了

など、Webサイトにとって重要な行動を設定します。

キーイベントについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考にしてみてください。

関連記事:GA4のキーイベントとは?設定方法とコンバージョンとの違い

たとえば、次のような2つのページがあったとします。

ランディングページ

セッション

キーイベント

記事A

1,500

3

記事B

400

12

記事Aは多くのアクセスを集めています。

しかし、キーイベントは3件です。

一方、記事Bはアクセス数が少ないものの、12件のキーイベントにつながっています。

アクセス数だけを見ていると記事Aの方が良く見えますが、成果まで見ると違った評価になることが分かります。

キーイベント率も確認する

ページを比較するときは、キーイベントの件数だけでなく「セッションキーイベント率」も確認すると分かりやすくなります。

セッションキーイベント率は、そのページから始まったセッションのうち、キーイベントが発生したセッションの割合です。

たとえば、

記事A
セッション:1,500
キーイベント率:0.2%

記事B
セッション:400
キーイベント率:3%

だった場合、記事Bの方が成果につながりやすい入口になっていることが分かります。

アクセス数と成果率の両方を見ることがポイントです。

「アクセスが多いのに成果が少ないページ」を探す

ここまで確認したら、次のようなページを探します。

セッション数は多い
↓
キーイベント数が少ない
↓
キーイベント率も低い

このようなページは、改善候補になる可能性があります。

たとえば、

  • Google検索から多くのユーザーが訪れている

  • 記事は読まれている

  • しかし問い合わせにつながっていない

というページです。

ただし、この時点で「ページが悪い」と判断するのはまだ早いです。

次に、なぜ成果につながっていないのかを見ていきます。

流入元と検索意図を確認する

同じページでも、どこから訪れたユーザーなのかによって行動は変わります。

たとえば、

  • Google検索

  • SNS

  • 広告

  • 他のWebサイト

  • メール

などがあります。

検索からのアクセスが多い場合は、ユーザーが情報を調べることだけを目的に訪れている可能性もあります。

たとえば、

「GA4とは」

と検索した人と、

「GA4 導入代行」

と検索した人では、サービスへの関心度は大きく異なります。

アクセス数だけでなく、どのような目的を持ったユーザーが来ているのかも確認しましょう。

Search Consoleを使えば、Google検索でどのような検索クエリからアクセスされているかも確認できます。

関連記事:GA4とSearch Consoleを連携する方法|設定手順と確認できるデータを解説

ページを見た後の導線を確認する

アクセスが多いのに成果につながらない場合は、ページを読んだ後の導線も確認します。

たとえば、記事を読み終わったところに、

  • 関連記事

  • サービスページへのリンク

  • 資料ダウンロード

  • お問い合わせ

  • 無料相談

など、次の行動につながる案内があるでしょうか。

良い記事を書いてアクセスを集めても、読み終わったユーザーに次の行動が示されていなければ、そのままWebサイトを離れてしまうことがあります。

「読んだあと、どんな案内があると次に進みやすいだろう?」

という視点で、ページを見直してみてもいいかもしれません。

検索した内容とページの目的が合っているか確認する

アクセスが多い記事でも、Webサイトのサービスとは少し離れたテーマからユーザーが訪れている場合があります。

たとえば、システム開発会社のブログで、

「Excelの便利な使い方」

という記事が多くのアクセスを集めていたとしても、システム開発の問い合わせにつながるとは限りません。

これは記事が悪いのではありません。

集めているユーザーと、Webサイトが求めているユーザーが違う可能性があります。

そのため、

「アクセスが多いのに問い合わせがない」

だけでページを評価するのではなく、

どんな目的のユーザーを集めているページなのか

まで確認することが大切です。

成果につながらない=不要なページではない

キーイベントが少ないページだからといって、そのページに価値がないとは限りません。

たとえば、ユーザーが次のように動くことがあります。

ブログ記事
↓
別の記事
↓
サービスページ
↓
数日後に再訪
↓
お問い合わせ

最初に読んだ記事から直接問い合わせが発生していなくても、ユーザーが会社やサービスを知るきっかけになっているかもしれません。

そのため、キーイベント率が低いという理由だけで、記事を削除したり、大幅に変更したりするのはおすすめできません。

まずは、

アクセスを集めるページなのか
サービスを理解してもらうページなのか
成果につなげるページなのか

といった、そのページの役割を考えてみてもいいかもしれません。

改善候補を見つけたら何を見る?

「アクセスは多いのに成果につながっていないページ」を見つけたら、次のような点を確認します。

  • 検索した人が求めている内容とページが合っているか

  • サービスとのつながりが分かるか

  • 次に読むページへのリンクがあるか

  • CTAがページ内容に合っているか

  • お問い合わせへの導線が分かりやすいか

  • スマートフォンでも使いやすいか

いきなりデザインを変えるのではなく、なぜユーザーが次の行動へ進まないのかを考えることが大切です。

たとえば、記事の内容とCTAが合っていないだけで、ユーザーが次に進みにくくなっている場合もあります。

「この記事を読んだ人にとって、次にどんな案内があると自然だろう?」

という視点で、導線を見直してみてもいいかもしれません。

アクセスが少なくても成果につながっているページも見る

改善候補を探すときは、アクセスが多いページだけでなく、アクセスは少ないのに成果につながっているページも見てみましょう。

たとえば、

ランディングページ

セッション

キーイベント率

記事A

1,500

0.2%

記事B

300

4.0%

記事Bはアクセス数こそ少ないものの、成果につながる割合は高くなっています。

このようなページは、ユーザーの目的とページ内容が合っている可能性があります。

その場合は、ページ自体を大きく変えるよりも、

  • 関連記事からリンクする

  • サービスページから案内する

  • SEOを強化する

  • SNSで紹介する

など、そのページへアクセスを増やす方法を考えるのもよいでしょう。

成果につながっていないページを直すだけでなく、成果につながっているページを伸ばすことも、Webサイト改善のひとつです。

アクセス数だけでページを判断しない

GA4を見ると、どうしてもアクセス数の多いページに目が行きます。

もちろん、ユーザーを集めていることは大切です。

ただし、Webサイトの目的が問い合わせや購入であれば、

どれだけ来てもらったか

だけではなく、

来てもらった後に何が起きたか

まで見る必要があります。

一方で、キーイベントだけを見てページを評価するのも十分ではありません。

Webサイトには、

  • ユーザーを集めるページ

  • 興味を持ってもらうページ

  • サービスを理解してもらうページ

  • 最後に成果につなげるページ

があります。

それぞれのページの役割を考えながら数字を見ることで、どこを改善すべきか判断しやすくなります。

まとめ

アクセス数が多いページが、必ずしも成果につながっているとは限りません。

GA4では、

ランディングページのセッション数
↓
キーイベント数
↓
セッションキーイベント率

の順に見ることで、アクセスは集めているものの、成果につながっていないページを探すことができます。

ただし、キーイベントが少ないからといって、そのページが悪いとは限りません。

検索からユーザーを呼び込むページ、サービスを理解してもらうページ、問い合わせにつなげるページなど、Webサイトのページにはそれぞれ役割があります。

まずは、

「このページは何のためにあるのか」

を考えながら数字を確認してみましょう。

そして、成果につながっていないページだけでなく、アクセスは少なくても成果につながっているページにも目を向けてみてください。

アクセス数だけでは見えなかった、改善したいページと、これから伸ばしたいページが見つかるかもしれません。

このブログでは、GA4の設定方法だけでなく、

「どこを見ればいいのか」
「数字をどう読み取ればいいのか」

といった、次の一歩に気づくための視点もお届けしていきます。